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家族後見について

1)後見人と家族の立場の使い分け
家族からの視点と後見人という伯母の代弁者の視点の区分が難しいと感じる時が多々あります。
家族後見は第三者後見よりも、本人のことを個人的に知っている分きめ細かいperson to personの対応ができますが、どうしても自分との関係から見てしまい、過保護になったり第三者よりわかっていると思い込んでしまいがちです。
仕事場や友人・恋人からの視点など、家族の知らない顔があります。
ひとりの人格と捉える視点、愛情から守るだけではなく本人の立場からの視点を忘れない、本人の代弁者であることを忘れないことが、実は一番難しい問題で悩み続けています。

2)家族後見から第三者後見へ
家族後見をずっと続けられないかもしれません。将来的に第三者後見への移行の可能性も念頭に置く事が必要です。それまでに家族による後見実績があれば、特に身上配慮面で第三者後見への移行もスムーズに引き継いでもらえるよう期待できるのではないかと考えます。

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コメント

ひで様 こんにちは。
コメントをありがとうございます。
家裁の求める「後見事務」は淡々とこなせています。でも、本人の病気が進行するにつれ、「本人の意思」をどう汲み取って「身上配慮」していくかという部分を家裁にももっと考えて頂きたく思います。

更新が滞っておりますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

投稿: nag | 2006.08.08 00:35

家裁調査官として,成年後見制度に関わっています。
後見人候補者の方々と面接を行うとき,後見がご本人の権利を守るための制度であり,家族としてではなく職務として,他者の財産を扱う気持ちで管理してくださいという説明を繰り返します。釘を刺すというだけでなく,判断能力を失っていても1人の人格ある人間として尊重する気持ちを忘れないでくださいねというメッセージを発しているつもりなのですが,私が考える以上に,親族としての立場と,後見人としての立場を使い分けていくことは難しいことなんだろうと思います。
その難しさをもっと家裁は想像し,当事者の方々と対話をしながら,後見人として力をつけていく過程をサポートする姿勢が必要だと感じています。

投稿: ひで | 2006.08.03 00:44

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