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申立手続ー1概略

私の申立手続は「後見センター」(東京家裁)発足直前でしたので、今の状況と少し違います。又、管轄の裁判所によっても多少の違いがあるかもしれません。

■私の場合
後見開始の審判の申立
管轄=東京家庭裁判所
申立時期=平成15年3月
私が申立人と後見人候補者(本人と私は伯母・姪関係で別世帯)
本人・私とも成年後見制度利用は初めて

財産狙いではないかと疑われる可能性を避けるため、申立時にありったけの情報=書類を提出しました。家裁の書式がまだ完備していなかったので、自作の書式も使いました。
伯母の在宅時の主治医(診断医・鑑定医)も入所施設の師長も制度を良く知っている方々だった事、他の家族に以前から制度について説明していた事もあって、手続全体はスムーズに進みました。

■申立手続の流れ(平成15年)
(当時は申立前の「手続相談」や「申立日の即日事情聴取」はなく、「鑑定費用の予納」も後日でした。)

[ 準備 ]2月末〜3月末
・書式・手続に関する情報収集と検討
・提出書類のリストアップ(必要書類以外についても検討)
・スケジュール検討(主に取り寄せ書類について)
・申立書などの書類作成・コピー・必要な書類(添付書類)の取り寄せ
・本人の在宅時の主治医に制度利用を知らせ、診断書の作成・鑑定を依頼。
・本人の入所施設の病棟師長に制度利用を知らせ、介護記録の作成を依頼。
・本人の在宅時のケアマネに制度利用を知らせる。
・本人の妹2人・姪(介護にかかわった家族)に制度利用を知らせる。

[ 申立 ]
3月26日 「後見開始の審判」申立=家裁へ直接
  (申立受付票をもらってから、役所・法務局の順で下記の書類申請へ)
  (注:私が姪なので、このような過程に。
     詳細は申立手続ー2(3)取り寄せ書類
     本人の戸籍関係書類申請=役所へ直接
     本人の成年後見登記事項なき証明申請=東京法務局へ直接
  3月27日 前日とった上記書類を家裁へ郵送

[ 調査 ]
4月09日 書記官より電話=鑑定が必要。鑑定医の確認・鑑定費用額。
4月12日 調査官より郵便=担当調査官の表示・調査日程について
  4月14日 調査官へ電話=申立内容の確認・調査日程の相談
4月16日 家裁より郵便着=予納金(鑑定費用)支払いについて
  4月17日 予納金振込・「保管金提出書」郵送
  4月19日 家裁より郵便着=「保管金受領証書」

4月22日 申立人・後見人候補者調査
  4月25日 調査官より電話=本人調査日の相談・鑑定医の決定
  [親族の意向照会]
  [4月23日〜5月19日 鑑定(本人の診察・鑑定書作成)]
4月30日 家裁へ郵送=申立手続費用負担の上申書
5月09日 本人調査

[ 審判 ]
5月23日 調査官より電話=審判・後見人選任の決定
      申立費用負担について説明あり
5月29日 家裁より郵便着=「審判書」受領/財産目録の追加について
6月26日 家裁へ郵送=財産目録の追加・変動分提出
      確定証明申請と記録閲覧謄写申請
7月01日 家裁より郵便着=登記通知・確定証明と閲覧謄写許可を受領
  7月10日 家裁にて=記録の閲覧・謄写
  7月19日 家裁より郵便=使用残り郵便切手 返還


東京家裁後見センターの本を読むと、現在は私の頃より情報開示に努め、一般人に優しい対応になっているようです。
○申立前に必ず「手続相談」を行い、制度や手続の内容を説明。
 制度の趣旨・被後見人の権利制限・後見人の権利義務
 費用負担・鑑定医の確保・証明書等の取得方法など。
○説明書・書式セットの完備。
 「成年後見制度申立の手引き」の内容の充実。
○申立当日に申立人に即日事情聴取(可能なら後見人候補者・本人や関係者にも)
 申立日に鑑定費用の予定額の予納。


平成14年1月 家裁に相談したのに役立つ回答をもらえなかった私。情報開示など制度発足時からやってよ、と言いたい。家裁の対応や制度に不信感を持ったり、必要書類などの情報収集に苦労しなくても済んだのに。おかげで色々な勉強になりましたけれど・・・。

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